関係ないけどマイアミ・ソウルの女王ベティ・ライトの来日公演が決まりましたね。
こないだ出たザ・ルーツとの共演盤もめっちゃ良かったし、ぜひ観ときたいもんです。
けど2月にはおんなじビルボード・ライブさんでボビー・ウォマック公演もあったりして財布の方はマイアミじゃなくてシベリアな予感です。
では今週のFunk 裏 Recommend Discの音源紹介です。
アステカ関係って掘り出すとどんどんつながっていってキリないんですけど、なんかその音楽に対する姿勢の貪欲な感じがオモロいですよね、チカーノ系って。
まずはコーク・エスコヴェードのソロ名義ファースト『Coke』('75)から。
Coke Escovedo - Why Can’t We Be Lovers
Coke Escovedo - If I Ever Lose This Heaven
Coke Escovedo - Make It Sweet
「Make It Sweet」最高ですよね。
快感が突き抜けるみたいなヴォーカルはリンダ・テリー嬢で、彼女ももとはサンタナのバンドでドラムを叩いていた人。
この人の77年のソロ・アルバムもかなりええんやけど、惜しくもまだ未CD化なのでした。
Linda Tillery - Markin' Time
続いてセカンドの『Comin’ At Ya!』('76)から。
関係ないけどカミン・アッチャってどういう意味なんでしょうね。
Coke Escovedo - Runaway
ジャケでノックアウトしてるのがコークさんです。
んで、ジョーヘンのソロがイカす例の曲。
もったいぶってすいません。
Coke Escovedo - I Wouldn’t Change A Thing
「なんやたいしたソロちゃうやんけ」と思った人いますよね。
よかったらあと2回くらい聴いてみてください。
なんか知らんうちに馴染んできませんか。
この場面にはこれしか無いんちゃうかいう感じになりませんか。
・・・ほらね。
ジョーヘンはあなたの心にそっと寄りそってきますよ。
ひげ面のおっさんが横に来たのが見えたでしょ?
このアルバム、かつて日本盤が出てたんですけど、今やそれも廃盤でちょっと入手困難だと思います。
欲しいと思ったひと、たいへんすいませんが中古CD屋さんで探してみてください。
同じ76年のジョーヘンのアルバムから、パトリック・グリーソンがぴゅんぴゅんトバしてるカッコいいのを聴いてください。
Joe Henderson - Power To People
これはジョーヘンのファンクな1曲。
Joe Henderson - Amoeba
もしファンクなジョーヘンをお探しなら同じMilestoneレーベルの『Multiple』('73)なんかがおすすめです。
Joe Henderson - Tress-Cun-Deo-La
なんかジョーヘンinアガルタって感じですね。
パトリック・グリーソンはサン・フランシスコ・エクスプレスって名義でジャズ・ファンクなアルバムを79年に出してまして、ウディ・ショウとか大物も参加して70年代前半みたいなイカしたジャズ・ファンク・チューンの中でぴゅんぴゅん電子音が飛び交うというこの作品はReturn Of Jazz FunkでCD化されておりますので良かったらマッド・プロフェッサーっぷりをご堪能ください。
ごめんなさいYouTubeのリンクありませんでした。 では今日はこんな感じで。
みなさまよいお年をお迎えください。
またがんばります。