2012年9月21日金曜日

2012/9/20のFunk 裏 Recommend

まいど。

ブログにしょうもないこと書いてるヒマあったら早く何とかせんかいと色んな方面からトビ蹴りくらう案件が3件くらいありますので今日は短めヴァージョンですいません。


関係ないですけど最近恥ずかしかったことと言えば、事務所の近くに新規オープンしたラーメン屋にふらっと入ってみたら10席くらいしかない小さな狭い店なのにおっさんの店員が4人もいて客はオレひとりで、頼んだ醤油ラーメン大盛りを食べている間じゅうおっさん4人がオレのリアクションをじっと凝視しているというおっさん熱視線地獄を体験したことです。

おっさん的にはオープンしたばかりだから客の反応が気になるんだと思うんですけど、オレ的にはおっさんの方を振り返って視線あわすのもなんか変なので、確実に見られているに違いない視線をバキバキに肌に感じながら平然をよそおってラーメンを食べる感じで、チャーシューに行くタイミングこれでいいかなとか汁もうちょっと飲んだ方がいいかなとか余計なこと考えずにはおれない状況だったわけです。

宇宙の片隅のせまっくるしい空間でおっさん5人がひしめきあってそのうちのひとりが醤油ラーメン大盛りを食べているのをじっと凝視されるというかなり高度な羞恥プレイだったわけです。
取調室でカツ丼喰わされる容疑者の気持ちが少しだけ分かったような気がしました。
残念ながら30点くらいの味だったのでもう2度と行きませんけど。



では今週のFunk 裏 Recommendの音源紹介に参ります。
が、YouTubeの貼付けが権利関係ブロックされているので、すいませんがリンクに飛んで試聴してください。
YouTubeさまも色々あってたいへんなのです。

こちらが映画のメインテーマ。
James Brown - Down And Out In New York City
このイントロの歌はいるところでガラッと転調してるのってありえない感じがする。

リン・コリンズが最高にカッコいいのがこちらです。
Lyn Collins - Mama Feelgood
男勝りな感じがほれぼれ酒場ですね。

こちらは後半のフレッド・ウェズリーのソロにシビれるあれ。
James Brown - Make It Good To Yourself
このJBとの掛け合いはたまらんすよね。



JBのことを知るにつけフレッド・ウェズリーがすごい人だったってことも身に染みて分かるようになりますね。
のちにカウント・ベイシー楽団に入ったりもする人なので、ジャズ・トロンボーン奏者としても一流の腕を持った人です。


そんなJB時代のとんでもない逸話満載のフレッドさんのめちゃくちゃ面白い自伝が出てるんですけど、日本語版を出してくれそうな出版社さんがいらっしゃったらぜひお声かけください。
ものすごく出したがっている人をご紹介します。



以上、今日はほんとあっさりですいませんがこんなところで失礼します。
来週はもっとがっつり書けるように頑張ります。
その頃までに終わっていれば・・・

2012年9月14日金曜日

2012/9/13のFunk 裏 Recommend

まいど。

今年の暑さのふてぶてしいまでのしぶとさを思うとなかなかくたばらないGを思い出してしまうのはオレだけでしょうか。
頼むからいったん仮死状態になってその後生き返るのだけはナシにしてください。
あれマジで心臓止まりそうになりますから。


今日もいまいち真面目にブログ書くモチベーションが上がらないのは、さきほど閉店間際のスーパーの半額シールがいっぱい貼られたお惣菜コーナーで、おばはんが手に持った海鮮丼の容器をベチャっと逆さまに床に落として、その後何喰わぬ顔で床に散乱した海鮮類とかオコメを素手でちょいちょいと元のプラスチックの容器に集めてフタして再び寿司売り場にそっと戻して「エラい目にあわされたわ、やれやれ。」みたいな表情浮かべて自分の指の匂いを嗅ぎながらフェイドアウトしていったという光景を目撃したからです。

あの、もうそれ海鮮じゃないからね。
海かも知れないけど鮮ではないからね。


その光景を見て色々と考えさせられることが多かった訳です。

とんでもないおばはんやな。
ふつう店員呼んで謝るやろ。
でも床に落としたまま放置せずに一応形だけでも処理しただけマシちゃうか。
でもさすがに元の場所に戻したらあかんやろ。
あれ何も知らないイノセントな人があとから来て「不自然に混ざってる海鮮丼だけど半額だからラッキー」みたいな感じで購入したらどないすんねん。
もしくは遅番のバイトの子が閉店後店長に「売れ残ったお惣菜持って帰んなよ」とか言われていそいそ持って帰ったらどないすんねん。
ところでオレはそれを見てるだけで良かったのか。
ひとこと注意すべきではなかったのか。
しかしもう当分海鮮丼だけは喰いたくねぇ。
しばらくは刺身も喰いたくねぇ。
そして、そして、
おばはんの指はきっとくさいはず。


最終的にいちばん心に残ったのは海鮮丼を触ったままフェイドアウトしていったオバハンの、きっと生臭いであろう指のことでした。
指がくさいオバハンを想像するとなんだかじんわり切なくなってくるものですね。





さて今週のFunk 裏 Recommendから新章に入りました。
真夏ももはや終焉を迎えたのですが、シカゴ・ファンクに関するネタも底をついた感じなのです。

ほんとはCurtomつながりでカーティス・メイフィールドとか挿入したかったんですけどさすがにメジャーすぎるのでやめときました。
ちなみにオレが初めて買ったカーティスのアルバムはファーストの『Curtis』で、それは大学生のときキング・カーティスのCDを探している際に勘違いして購入したものです。

今ではもちろん大好きなアルバムですけど、その時はフィルモアのライヴ盤みたいなキング・カーティスが死ぬほど聴きたかったので、なんやねんこれ無駄金落としたオレ阿呆やとたいへん失望しました。
だから今でも黄色いパンタロンを見るとだまされるな警戒しろよという気持ちになります。

ウソですけどね。


それで、連載の先の展開のことを全く考えてなかったので「しかしここからどこに話つなげるかね、うーん困った、とりあえずサントラに逃げとこう、そしてその間に考えよう」というのが実情なのであります。
まあなんとかなるでしょう。


そういう流れからの『Electra Glide In Blue』です。
シカゴ来日の情報とからめてタイムリー感だそうとしたのも2ミリくらいあります。

CDのジャケはあんな感じですけど、ほんとはLP盤のこのジャケが良かったのに。
渋谷系な感じでいいジャケだと思います。





















たしか何かのジャケにもこのデザインの意匠がパクられてますよね。
この背の低い人が主人公の映画です。

音の方はこんな感じ。

James William Guercio - The Chase

実にサントラ然としてカッコいい曲ですね。
ドラムの狼藉っぷりがいい。

次みたいなのもいいです。

James William Guercio - Prelude


トロンボーン・ソロはおそらくシカゴのジェームズ・パンコウさんだと思われます。
ちょっと一風変わったソロですよね。
しかしパンコウ(Pankow)というファミリーネームも変わってる。
昼休みにパン買いにいかされそうな名前です。

あとシカゴからはトランペットのリー・ロックネイン(Loughnane)さんもクレジットされています。
ロックネインなんかロウフネインなんか分かりませんが首固めみたいな名前ですね。

このサントラはかつては映画のDVDの特典みたいな形でしか売られてませんでしたが最近単独でCD化になりました。
LPだと2,000円くらいで買えますけど。


以上でそそくさと今日は終わります。
ほんとは冒頭の無駄話の後半をダラダラと書いてましたがアホみたいな話なのでやめました。
もしアホみたいな話リクエストが多ければアホみたいな話中心で行きますね。

ではまた来週頑張ります。


2012年9月7日金曜日

2012/9/6のFunk 裏 Recommend

まいど。

オーネット・コールマンの来日ドタキャンが残念で仕方ない今日この頃ですがいかがお過ごしでしょうか。
けどチケット買ってなくってよかった。


ええ、いただきましたともガリガリ君コーンポタージュ味。
発売日翌日に2本購入いたしました。
こんなに話題になるとは思わなかったですけど。

食べた感想はなんというか、期待通り!というのでも、革命的!というのでもなく、間違って作られたものを間違って口にしたら意外とイケタ、という感じでしょうか。
舌から味覚神経を伝って脳みそに送られた信号が脳の中の枝道でビクター犬の面持ちで途方に暮れているというか、未体験過ぎてデータが無いのでうまいんだかまずいんだか判断つきませんとキャイーン泣いてる顔が目に浮かぶようでした。

こんなうまいものを喰ったことがないと絶賛している人もいるようですが、正直そこまでではないにせよ、しかしながら興味津々で口にした人を「うーんよく出来てる」とうならせるだけの錬磨された時間と技術を感じました。

というか圧倒的な赤城乳業の勝利の味がしましたね。
ガリポタを食べて、やっぱり意地きたなくも当たりじゃないか念のため棒を眺めてそこに何も文字が書いていないことを確認したとき、オレはガリポタを制覇したのかも知れないが赤城乳業には完全に敗北しているのだと悟ったりしました。

商品開発もイノヴェイティブですけど発売数日にして注文殺到のため生産中止とかって聞くとすげえマーケティングだなあと思います。
もうすぐヤフオクでプレミアついて売られるに違いないから。




では今週のFunk 裏 Recommendの補足的コーナーに参ります。

今週の原稿ワリと気合い入れて書いたんですけど、ワリに反応がウスメでややヘコんでおります。
やっぱ有名盤すぎたのかな。
もしくは笑いのある文章の方が読まれるのかな。
とか考えながら毎週頑張っておりますが色々気ィ使いますね。


さて今週はベイビー・ヒューイ。
ソウル・ファンにとっては有名盤過ぎるかも知れないですけど、繰り返しのリスニングにも耐える一家に一枚的なアルバムですよね。

まずは元気が出るこの曲を。

Baby Huey - Mighty Mighty Children Part 1


CDにはPart 2も入ってて(というか元のLPにはPart 2しか入っていない)、そっちはもっとワイワイしてる感じです。
オレはこういう観客が合唱してる系のライヴ盤聴くと無条件で泣けて仕方ない。

作曲はカーティス・メイフィールド、アレンジがダニー・ハサウェイ。
元々はジ・インプレッションズのアルバム用に作られた曲で、オケはインプレッションズ用に作ったものの使い回しと思われます。
こんな感じで。

でもどう聴いてもヒューイの方が良いという状況。
カーティスさん苦笑という感じ。


続くHard Timesは数多のヒップホップ・サンプリングに使われた曲であります。

Baby Huey - Hard Times

これもカーティスの曲ですが、長年歌いこんだヒューイの持ち歌みたいに馴染んでるところがすごいす。

カーティスは後年自身でセルフ・カヴァーしてますが、

Curtis Mayfield - Hard Times (from There's No Place Like America Today)

やっぱこれもヒューイの方が良いですよね。

ベイビー・ヒューイのCDはたぶん輸入盤しか無いと思われ、それもやや入手困難になってきておりますが、中古検索とかすればまだ簡単に手に入ると思いますので、ぜひともお求めください。


しかし来週からのこのコラムの展開どうしたらいいですかね。
ああ困った。

また頑張ります。