2013年4月28日日曜日

2013/4/25のFunk 裏 Recommend

まいど。

更新遅くなりすいません。
文字通りぼんやりしておりました。


ところで最近あんまりこの話題に触れないですけど、事務所近くの熱視線ラーメンはまだつぶれずに営業を続けております。
相変わらずいつみても客はいないし、あの感じだと一日の客数は多くても10人以下ではないかと想像できるんですが、それでもつぶれる気配がないのをみると、やっぱり生麺の卸業とかもやってるのかも知れません。
オレとしては早くつぶれましたリポートしたいんですけどね。



ではそそくさと今週のFunk 裏 Recommendの音源紹介に参ります。

クール&ザ・ギャング最終回でございまして、有名すぎる名盤を恥ずかしげもなく紹介している次第でございます。

一晩で3つのヒット曲が作られたって話がウソかホントかは知りませんけど、まあその3曲はシンプルかつ洗練されたやり方でファンクの魅力を凝縮した感じの売れそうな曲ばかりです。
こんな感じ。

Kool & The Gang - Funky Stuff

ホイッスル吹かれた日にゃあ誰だってテンション上向きますよね。

続いてこちら。
バックにソウル・トレインの映像が使われておりますが、音とは関係ないように思われます。

Kool & The Gang - Jungle Boogie

これ聴くと確かに「Soul Makossa」のこと少しは意識してるような気もしますね。

続いてこちら。
いったいどの辺がハリウッドなのかは分かりません。

Kool & The Gang - Hollywood Swinging



このアルバム、現時点でたった864円だから買っといた方がええんちゃうかな。



ではまた来週お目にかかりましょう。
またがんばります。
いったいどの方向へ連載を進めようか悩みちう。


2013年4月19日金曜日

2013/4/18のFunk 裏 Recommend

まいど。

今日はまず、残念な話がふたつと、いい話をひとつお届けします。

一昨日のことです。

満員電車に乗って帰るとき、たまたま運良く座ってたわけなんです。
新宿を歩き回って古い音楽雑誌を10冊くらい買い込んだのを手に持ってたので、もうどうしても座りたかったんです。
普段は割と立ってる方です。
まあそんなことはどうでもいいんです。

で、とある駅についてオレの横に座ってた人がすっと降りたあと、その前に立ってたOL風のねえちゃんが座ろうとしたわけです。
そのねえちゃんはオレの横の席を引き継ぐにふさわしいポジションにいましたので、まあ当然のことです。
いちおう言っときますけどオレは特にねえちゃんに注目してたわけではありませんから。

そしたらその瞬間にねえちゃんの向こう側に立ってたおばはんが敏捷な身のこなしでしゅっと身体を差し込んできて、ごく自然な感じでオレの横にすぽっと座ったのです。
そしてやれやれ疲れたわぁみたいな感じでため息ついとるわけです。
どんなおばはんかは忘れましたけど、まあ忘れるくらい典型的なルックスのおばはんです。

あっ、と思ってオレねえちゃんの顔チラッと見てみたんですけど、当然ながらしばいたろかオーラ全開な表情でした。
でもおばはん注意するのも大人げないし、ねえちゃんとしてはこらえるしかないシチュエーションです。
もちろんオレもおばはんしばいたろか注意したろかと思いましたがそんなことをしてもねえちゃんもカッコ悪くなるだけだしどうしようもない。
ただおばはん邪悪やなーと、残念なおばはんやなーと思ってたんです。


そのあと電車を降りて、駅前のスーパーで買い物してたときのことです。
精肉コーナーで何かないかなって見てたんですけど、オレの横には会社がえりのサラリーマンのおじさんが同じように物色してたわけです。
ひょろっとやせた気が弱そうなおじさんです。

そのときすっと店員がやってきて、おじさんの目の前に2つ残っていた豚肉コマギレのパックに半額のシールをすたすたと貼っていきました。
もう夜の9時頃だったんで、売れ残りです。
おじさんは目の前にあるそのパックを取ろうと手を伸ばしました。
オレももうひとつをゲットしようかなと一歩踏み出したときです。

おじさんの向こう側にいたおばはんが目にも止まらない早さで手を伸ばしたと思うと、パックをささっと2つ重ねてそのまま自分のカゴに収めたのです。
パックは2つあって、おじさんはすでに手を伸ばしているのに、ひとつずつ分ければいいのに、おばはんは2つともかっさらっていったのです。

哀れなおじさんは何も存在しない棚に向かって伸ばした手をひっこめて、すこし恥ずかしそうに、ああやられちゃったみたいな表情を浮かべていました。
オレはふたたびおばはんのがめつい行為にむかっとして、なんちゅう残念なおばはんや飛び蹴りしたろかと思ったのでした。


そのときです。

その一部始終を見ていたさっき半額シール貼った店員のおんなのこが、その棚のよこにあった同じサイズの豚肉コマギレの、まだ賞味期限がある半額になってないパックをひとつピッてやって半額シール貼って、哀れなおじさんに、すいませんでした良かったらこれどうぞと差し出したのです。

いやなんかすいませんとか言いながらおじさんが恥ずかしそうにパックを受け取ってるのを見てオレは、おお、このスーパーなかなかやるじゃねえか、いいとこあるじゃねえか、と少しあったかい気持ちになったのです。

以上がふたつの残念な話とひとつのいい話です。


んでその帰り道にあっと思ったのは、さっきの電車のなかで何が正解だったのかというと、おばはんがとなりの席を奪ったあと、オレがすっと立ってねえちゃんによかったらここどうぞって席譲ったらカッコ良かったしおばはんも相当バツがわるい思いしたのかもしれない、ということでした。


特にオチとかない話ですけど駄目ですか。



では本日のFunk 裏 Recommendに参ります。

なんかリットーミュージックさまのサイトがリニューアルしたせいか、ここ最近のコラムが2週分ほど消えてる気がしますが、気が弱いオレはそんなことも言い出せずにもじもじしながらこれを書いております。

クール&ザ・ギャング特集も来週で終わる予定なのでもう少しお付き合いくださいね。
今日はジャケットがカッコいいこれ。

Kay-Gee's - Get Down

オレはたぶん人生で赤いジーパンってはいたことない。

続いてブーギーなこれ。

Kay-Gee's - Let's Boogie


オレの周りでは最近こういうタイプのファンクを指して“どすこいファンク”と呼んでいます。
天才的なネーミングだと思いました。

Kay-Gee's - Who's The Man (With The Master Plan)


サンプリングにはこんな感じで使われております。

メロウ系はこんな感じ。

Kay-Gee's - My Favorite Songs


何度も言いますけどクール&ザ・ギャングのこういうメロウ系ってほんと骨身にしみてイイ。

またAmazonにCD売ってませんけど、たぶん中古だと見つかりやすいかも。
あとアメリカのAmazonだとすぐに買えると思われます。


では今日はこのへんで。
久しぶりにいっぱい書いたけどあんまり笑うところ無くてすいません。
またがんばります。


2013年4月12日金曜日

2013/4/11のFunk 裏 Recommend

まいど。

すき家のカレー南蛮牛丼の話してたら今度は焼きそば牛丼が送りだされてきたのでアレーと思った次第です。

なんか、すき家の商品戦略部の人にはこないだのガリガリ君コーンポタージュ騒ぎがアタマにあって、ウチもなにかチャレンジングな商品出せば炎上じゃないけどかなりの話題になるに違いないちゅう魂胆があるのではないかと踏んでます。

でもその割には焼きそば牛丼て割と想像の範囲内だしちょっとインパクトに欠けるねえなんて話をしておりました。
すき家さんにはぜひともゲテモノすれすれのところまでチャレンジしていただきたいです。
イカの塩辛牛丼とか出てきた日にはオレ百パー吐きますけど。



せつない話はそれくらいにして今週のFunk  Recommendの音源に参ります。
どこがせつない話やねん。

Kool & The Gang - Music Is The Message

ホーン・リフかっこ良し、テンポばっちり、メロもキャッチー、ヴォーカルだけがヘタで残念ですけど、そんなんぜんぜんオッケイです。

続くLove The Life You Live」は例によってYouTube引っぱって来れなかったので、代わりにこの人たちのカヴァー・ヴァージョンで。
まあ原曲そのままのアレンジなので。

The Impossibles - Love The Life You Live ('75)

ジ・インポッシブルズはタイのファンク・バンドですけど、ぜんぜんゲテモノじゃなくてレアグル業界でも人気のアルバムですよ。

続いてファンク界を代表するガヤ・ファンク。

Kool & The Gang - Soul Vibration

こういうのマネして日本人バンドが日本語でガヤること考えるとかなりウツな気分になりますね。

最後にファンキィおばあちゃんなこのナンバー。
ひたすら楽しす。

Kool & The Gang - Funky Granny


そして今週のアルバムもCDが長らく廃盤、デジタル配信もない、ということでたいへん申し訳ないかぎりです。
洋楽に強い中古盤屋とかマメに探せばそんなに高くなく見つかるはず。

しかしこの時期のクールはどれ聴いてもクオリティ最高なディープ・ファンクばっかりで、例えるならば名もなきローカル・バンドがその一枚のおかげで後世まで名を残せるというレヴェルの作品がゴロゴロしているわけで、ゴロゴロしてるぶんありがたみが薄れているだけであって、もうちょっとそのへん見直すべきなんちゃうかと思うワケです。

もしこのアルバムとかが今まで存在してなくて、未発表作品として発掘されましたとかいうシチュエーションだったらレア・グルーヴとかファンクの歴史変わるくらいの大事件だかんね。

しようもない現行ファンク・バンド聴いてるくらいならこれ聴かないと。
そしてレコード会社は常に入手可能な状態にしとかないと。
というかオレに出させてくれないと。

高いけどいちおう貼っとく。
タイのやつもこないだCD化されたので貼っとく。



あと、アメリカのAmazonで検索してみるとたまに売ってたりしますよ。
カード持ってればアメリカのAmazonも気軽に買えるので心配ないす。


ではまた来週がんばります。
もう少しおもしろいことがいっぱい書けるようがんばります。

2013年4月5日金曜日

2013/4/4のFunk 裏 Recommend

まいど。

すき屋のカレー南蛮牛丼が話題なので食べてみましたが、アレ悪くないですね。
牛丼にカレー丼が中途半端にかかってるだけといえばその通りなんですが。
いつもの牛丼みたいに生卵かけて食べるともう卵しょうゆ味と牛丼味とカレー味が混じり合って、オレの脳の味覚解析キャパシティが限界近くまで追いつめられているのを感じます。

それとは別に個人的にちょっとかわいそうなのはメニューの端の方で所在なさげにしている牛あいがけカレーの存在でありまして、いままで牛丼とカレーの奇跡的な出会いをいっしんに引き受けてきたアタシの立場はどうなるのよと、いつものメニュー写真が涙声で言ってるような気がしました。


涙声と言えばこないだ映画を観に行って号泣したのがあるのですが、アカデミードキュメンタリー賞をとった「シュガーマン」というやつです。
伝説のミュージシャンを題材にしたドキュメンタリーなのですが、ストーリーはともかく音楽がたいへん骨身にしみる素晴らしさなので、ぜひ劇場で観ることをおススメします。

東京だと有楽町のビッグカメラの上で上映中です。
上映前に目の前のビッグカメラアウトレット館で時間つぶししているときに何気なく500円で買ったステンレスの保温タンブラーが史上まれに見るイイ買い物でした。

付け足しみたいですけど、映画のあとに観に行ったシュギー・オーティスさんの来日公演もたいへん感銘深かったです。
大好きな曲「Strawberry Letter 23」の、あの最後の祝福そのもののようなギターのパッセージも再現してくれました。

シュギーさんのレコードにはベッドルームに篭城してありったけの想像力で世界を想うようなヒキコモリ感と孤独感と世界を愛する感が感じられて、それがいちばんの魅力なんですけど、ステージでのシュギーさんにはそんな屈折した感じは無くってジミヘンとブルース大好きギター少年みたいな感じで、まあそれはそれで良かったのでした。

君からのプレゼントはイチゴ便箋の手紙の22番目で、ボクの返事がイチゴの手紙の23番目なのです。






では今週のFunk 裏 Recommendのおさらいに参ります。

まずはアルバムの1曲目。
サンプリング・ネタとしても超有名な曲です。
このシブすぎるテーマはどっかで聴いたことあるよね。

Kool & The Gang - N.T.

何かファンク系のコンピのジャケだと想いますけど、しかしなんちうアホみたいなジャケでしょう。
こういう安易なジャケがファンクのイメージを下品にしてると思う。

続いてロナルド・ベルさんのオリジナル。
この曲もテーマのメロが一度聴いたら覚えてしまう系のキャッチーさ。
こんな作曲簡単じゃないから。

Kool & The Gang - Ronnie's Groove


今日は結構貼りこめる映像が多いす。

こちらも文句付けようがないファンク。
キーボーディストのリッキー・ウェストさんの作です。

Kool & The Gang - Dujii


動画に使われてる写真は73年作の『Kool Jazz』のジャケです。

では最後にペンギンという曲。
というかペンギンで踊るニイチャンの映像をどうぞ。

Kool & The Gang - The Penguin


この曲はCD版のボーナストラックとして収録されておりますが、オリジナルのLPには入っておらず、ひとつまえのLPである『The Best of Kool & The Gang』に収録されていた曲です。
いいですよね。
ダンスもうまいし。


あと、ごめんなさい、紹介しといてCD売ってないこと。
CD化はされてるんですが、すでに廃盤であります。
iTunesにも売ってないのであります。
なんだかな〜。