<今週の体調不良>
なぜだか原因不明の湿疹が全身に発生しておりまして、しんどくはないのですがひたすら痒いという試練の時を迎えており、集中力が散漫なゆえ今日はもろもろあっさりで失礼いたします。
しかし股間が痒いのだけはアレがまんしきれないですね。
<今週のFunk 裏 Recommend>
今週はポエッツ・オブ・リズムをお届けしました。
意外とみんな知らないだろと思ってたけどもしかしたらオレが思ってる以上にみんな知ってるのかも知れないです。
オレなんて最初聴いたときは結構びりびり来ましたけどね。
Daptoneみたいなオレオレ的なレーベルがリリースしちゃうんだからやっぱりポエッツは並のファンク・バンドじゃ全然なかったってことだと思います。
The Poets Of Rhythm - Funky Runthrough Pt. 1 & 2
どうしても耳が行っちうドラムはマックス・ヴィッセンフィールドさん。
ギターのヤン・ヴィッセンフィールドさんの兄弟です。
ヴィッセンフィールドを英語に置き換えるとホワイトフィールドになるってことですね。
このジャケは昔Shadow Recordってところから出てたファースト+シングルのコンピ作品のジャケです。
The Poets Of Rhythm - Practice What You Preach
ヴォーカルはいまいちパンチ無いですけど、アレンジとかはよく練られてると思う。
続いて2001年のセカンドから。
The Poets Of Rhythm - Guiding Resolution (from Discern/Define, 2001)
この辺になるとストレートなファンクはもういいや、オレたち同じことばっかやってても仕方ないから前に進まないと。って意識がありありと感じられます。
アフリカはじめワールド・ファンクの要素を取り入れたうえで、それを自分のフィルターを通してどうアウトプットするか、みたいな貪欲なチャレンジがあります。
その後コア・メンバーだったボリスさんの脱退によりポエッツ・オブ・リズムの活動は休止、そしてヴィッセンフィールド兄弟を中心としたホワイトフィールド・ブラザーズへと進化します。
こちら2002年のファースト・アルバムから。
The Whitefield Brothers - Weiya (from In The Raw, 2002)
もはやあの頃の無反省なファンクはカケラもなくて、生演奏からサンプリング/エディット中心の音楽に変わってきてはいるものの、ファンクのキモの部分を抜き出して加工するときのアイディアと語彙の豊富さはオソロしい深さです。
さらにヤンさんがポエッツのキーボーディストのトーマスさんと組んだ別名義ユニットとか。
Karl Hector & The Malcouns - Rush Hour (from Sahara Swing, 2008)
何度も言いますがこの人たちのエラいところは、
いくらウケてるとしても同じことばっかりやっててはしょうがない。
たとえそれが冒険であっても音楽を先に前進させないと音楽自体がダメになってしまう、
というスタンス。
それはたとえ前進した物が売れようが売れるまいが自分がカッコいいと思う物を作り続ける、という姿勢であって、それは現代ファンク・シーンを含む多くの現代音楽シーンにとっていちばん足りないものかも知れないですね。
では今週もありがとうございました。
また来週頑張りますね。