ホレス・シルヴァーさんはある程度予期していたものの、チャーリー・ヘイデンさんまで亡くなってしまうとは想像もしておらず、何かが抜け落ちた気分になって仕方ない今日この頃ですがそれにしても暑いですね。
サン・ラーさん公演@ブルーノート東京に誘われて観に行ったのですが、例の食あたり体調最悪な真っ最中でおまけにしとしと雨も降ってるし、ということでこちら側は万全ではなかったのですが、それでも衝き動かされる何かは感じました。
そして20年以上前にライヴ・アンダー・ザ・スカイでアーケストラを観た時のことを思い出しました。
あの年の出演者はアーケストラの他にマイルス・デイヴィス、デヴィッド・サンボーン、とか今では考えられないラインナップだったと記憶しています。
楽屋の方でマイルスがママチャリに乗って移動していた、という意味不明の怪情報が飛び交って、ほんとに舞台裏の方を観に行ったことを覚えています。
<今週のFunk 裏 Recommend>
さすがに今週もスティーヴィー・カヴァーで押すのは無理だったっす。
ということでこちらのファンク・バンド。
やっぱりゴーゴー初期的なサウンドを持ったバンド、と考えていいんですよね?
ビートルズをファンク・カヴァーしたドス黒い奴がこちらです。
Black Heat - Drive My Car
いいですね〜。
こういうファンクなビートルズ・カヴァーばかりでコンピ作りたい。
サックス・ソロがダニー・レイさん。
続いてイントロのブレイクビーツが有名サンプリング・ソースなこちら。
Black Heat - Zimba Ku
曲自体は大したこと無くてもこういうブレイクひとつで有名曲になるっちゅうのが変なところ。
個人的にはこういうストレートで骨太なファンクの方が推薦すべきだと思われ。
ヴォーカルもいい感じです。
Black Heat - Questions & Conclusions
ブレッカー兄弟とか入ってるのはまた別の曲です。
ソロなどは取ってないのであしからず。
サックス・ソロと言えばこちら。
Black Heat - The Jungle (from Black Heat, 1972)
セルフ・タイトルのデビュー・アルバムの冒頭の曲。
Jungle Boogieを先取ってる感じですね。
後半に出てくるデヴィッド・ニューマンのテナーがいわずもがな男前。
こぶしの利かせ方で勃つよ。
続いて74年のセカンドから。
Black Heat - No Time To Burn (from No Time To Burn, 1974)
チャート46位と唯一小ヒットしたファンク曲です。
ちなみにダニー・レイ・トンプソンが参加するのはこのアルバムから。
この3枚とも1,000円シリーズというのは実にウレシいですね。
ではまた来週それなりに頑張ります。