2014年6月26日木曜日

2014/6/26のFunk 裏 Recommend

まいど。

2014年が半分終わろうとしておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
オレは今年こんなことをやってこんな風にDevelopするぞ、と思ってたことのひとつたりとも始めてさえいないことに愕然とするばかりですが、これもう毎年のルーティンなので慣れてきましたね。

成功する人・しない人の条件、みたいなやつを眺めていてもいかに自分が成功しない人の条件を満たしているかを確認して安心するようになりました。
存外な成功する必要なんてないんだ。

以上、今日は時間が無いのでササッと行きます。
あと、サッカー日本代表のみなさまはお疲れさまでした。




今週のFunk 裏 Recommend

やっぱスティーヴィーは偉大だなあ。
ということでカヴァーつながりの回でした。
では早速こちらから。

Joe Farrell - Too High

こういうカヴァーをサックスでやるときって、いかにテーマメロディをダサくなく吹くか、みたいな勝負だと思うんですが、ファレスさんはそのへん実にソツない感じですね。

1曲目のファンクもカッコいい。

Joe Farrell - Penny Arcade

こちらはギターのジョー・ベックさんの曲。
ベックさんこのアルバムでもジャジーにロッキンにブルージーにと表情豊かにギター弾きまくってます。
でも考えればベックさんもまた器用貧乏系の人ですよね。

もう1曲、ラテン・ジャムなこちら。


本気と書いてマジと読むハンコックのピアノ・ソロに殺されそうになります。

最後にジョー・ファレルさん78年の『Night Dancing』から、「Another Star」のカヴァーをお聞きください。
関係ないけど「ダンシング」って「団しん也」と似てますね。


「Another Star」はほんと名曲ですね。
この曲のカヴァーばかり集めたMixtapeとかだれか作って欲しい。


そそくさとすいませんが今日はこのへんで。
また来週頑張ります。






2014年6月19日木曜日

2014/6/19のFunk 裏 Recommend

まいど。

調子が悪いと言っていたMacBookProのトラックパッド(タッチパッド)ですがさらに容態が悪化し、クリックすると「ペコ」と音がするようになりました。
ダブルクリックの時は「ペコペコ」と音がします。
詫びることばかりの我が人生を代弁してくれているかのようですが、いかんせん人前で動かす時もペコペコ音がして恥ずかしいです。

接触も悪くなっているようで、コピペ(クリック+範囲指定)とかするときは力を入れて「ベコーッ」と押し込まないといけません。
最悪なのがMacBookでDVD鑑賞するときの早送り/巻き戻しで、これトラックパッドを押しっぱなしにしないといけないんですけど、指にチカラを込めて鬼の形相で「ベコーッ」とやっております(キーボード・ショートカットがあるのは知ってますが、なぜか片手が塞がっている状況が多いです)。

言っておきますがMacBookの裏ふたを開けてトラックパッドのネジを調節するというのはもう2回くらいやりました。
交換するほか無いのでしょうか。



以上、Yahoo知恵袋風に愚痴ってみました。




今週のFunk 裏 Recommend

今週のに行く前に当初予定していたエタ・ジェイムズさんのこれを貼っておきます。
怪力過ぎる歌ヂカラでねじ伏せられるような衝撃。

Etta James - Sings Funk (Cadet, '69)

フル・アルバムとか書いてますが、貼るのに躊躇するのでフル・アルバムYouTubeにUPするのはやめてくださいね。

この盤を含むChess産のR&B、ブルースなどが50タイトル全部1,000円。
世界初CD化タイトルも含む、ということでレコード会社さんと監修者さんはエラい。
詳細と購入はこちら



では今週の。
恥ずかしいほどの大ネタ紹介の巻でした。
以前同僚だったN君が8千円くらいでこのレイ・バレットLP買ってたのを思い出した。
しかし何でもっと早く日本盤化されなかったんだろう。

ともあれ、大ネタのこちらからまずはどうぞ。

Ray Barretto - Pastime Paradise

隅から隅まで素晴らしく、隅から隅まで色んな楽曲にサンプリングされております。
アレンジはスパイロ・ジャイラのジェレミー・ウォールさん。
レイ・バレットはじめ、ミュージシャン全ての演奏がキラキラと輝くようなんですが、何より際立つのはスティーヴィー・ワンダーの天才性かと。

その他の曲。
アルバム冒頭のサルサ・フュージョン曲。

Ray Barretto - La Cuna

何の変哲もないけどそれが素晴らしい。
続いてシンセの音色がチルなこちら。

Ray Barretto - Mambotango

このジョー・ファレルさんはめっちゃガトー・バルビエリ的。
で、つづくこの曲ではさらにガトー化が進みます。
制作側も完全にガトー的なラテン・エキゾティシズム意識してると思われ。

Ray Barretto - The Old Castle

昔の日本盤LPの曲邦題が「古城」でした。
そのままやんけ。


レイ・バレットさんですが、他にCTIの前のAtlantic時代の2作がワーナーさまの1,000円シリーズで発売されております。
フュージョンとラテンがいい塩梅で混じりあっておるそれら2枚もかなり良いです。

Ray Barretto - Can You Feel It (Let It Groove You) (from Can You Feel It, 1978)

ヴォーカルはシシー・ヒューストンさん。
最高だね。




本日は以上でした。
また来週頑張ります。









2014年6月12日木曜日

2014/6/12のFunk 裏 Recommend

まいど。

先日の大雨に帰り道で遭遇し、自転車を止めていた途中駅で2時間ほど雨宿りしたあと結局止む気配もないので自転車をそのままにして電車で帰ったら、翌日きれいさっぱりパクられていた今日この頃ですが皆様はいかがお過ごしでしょうか。
たぶん自転車パクられ回数生涯通算で5回は下らないと思います。

怒りに任せて関係ないこと書きますがiPhoneのバッテリーの無くなる早さといったら、あれはもはや厄災レベルの不便さじゃないですかね?
出先で充電すること無く帰り道までもつなんて普通の使い方してたら到底無理だと思われ。
充電が無くならないようにビクビクしながら携帯使うって何事?まったく便利じゃない本末顛倒。
「もっとつながる」とかどうでもいいので「もっともつ」ようにぜひお願いしたいです。



以上、ほんとはそんなにキレてないですよ。
いちばんのストレスは動作が激重、トラックパッドが死亡寸前、な僕ちんの壊れかけのレディオならぬ壊れかけのMacBookProです。





今週のFunk 裏 Recommend

今週はボ・ディドリーさんの回でした。
みんな名前は知っててもちゃんと聴いたことないNo.1じゃないでしょうか。
僕も昔はスルーでしたけど、オッサン度が深まるにつれこういうアクが強いのもイケるクチになってきました。
ロックンロールの開祖とか言われてますがこの人自体は別にムキだしでロックなわけじゃなく、極めて天然な黒人音楽芸人体質だと思います。

ではエド・サリヴァンをぶち切れさせた1955年のTV出演から。



カッコイー!
これが大ヒットしたデビュー曲の「Bo Diddley」で、手拍子になっているのがトレードマークとなったボ・ディドリー・ビートです。
「なんだ普通のビートじゃん」と思うかも知れませんけど、ブルースとラテンをこういう風にミックスしてダンス・ミュージックにしてしまうのって当時では相当斬新だったのだろうと思われます。

後ろでマラカス振ってるのが長年の相棒だったジェローム・グリーン。
オレのバンドにマラカスが入ってるのは、あいつが馬鹿でマラカスくらいしかできないからやらせてるだけだ、とはボ氏の弁。
何その胸キュン・フレーズ。

ミーターズのアート・ネヴィルがミーターズになる直前にこの曲をカヴァーしてるので、それも貼っておきます。
ボ氏とニューオーリンズの相愛関係が興味深いです。

Art Neville - Bo Diddley (Sansu 45, 1968)

ちなみにボ氏はニューオーリンズじゃなくてミシシッピー生まれ、少年期にシカゴに移住、その後ワシントンDCへ、さらにその後はニューメキシコ、とかあまり土地にこだわらない人。
DC時代はマーヴィン・ゲイが舎弟的存在だったみたいですよ。

ボ氏はデビュー作でのブレイクのあと、60年代前半まではこの路線でChessから作品を量産。
60年代の作品は確かにロックンロール的な躍動に満ちてますね。

60年代中盤にはやや停滞期もありましたが、70年代近くになってブラック・ファンク路線で巻き返しをはかります。
ファンク路線一発目1970年の『Black Gladiator』というアルバムも1,000円CDになってますが、ガレージ・サイケ・ファンク的なサウンドで最高です。
個人的にはこれがいちばん好きかも。

Bo Diddley - Elephant Man (from Black Gladiator, 1970)

この狂ったオルガンとギター!

では今日のアルバムから1曲目。

Bo Diddley - Bite You


ブラス・ファンク路線を狙ったNY録音の箱ものセッションなんですけど、借りてきたネコみたいにならずにボ氏らしさやアクの強さが出まくっているのが最高です。
ギター・ソロ、鋭いトロンボーン・ソロも良い。

続いてイントロのブレイクが有名サンプリング・ソースになってるこちら。

Bo Diddley - Hit Or Miss

ウィリス・ジャクソンさんのクサいテナーがボ氏と相性バッチリで惚れなおすよウィリスさん。
他にもホーン・ソロが満載で、ジャズ・ファンクとしても聴ける傑作です。


いちばん右の廉価盤BOXは初期アルバムとシングルが纏められたお買い得盤でオススメでございます。
しかしAmazonで日本盤なのにジャケットも載っていないという残念さ。

また来週頑張ります。









2014年6月5日木曜日

2014/6/5のFunk 裏 Recommend

まいど。

カップヌードルのトムヤムクン味食べました?
個人的にタイ料理にそんなに魅力を感じないのでまったく期待してなかったんですけど、どえらいウマかったです。
食べ終えたその足でセブンに走って在庫用に3個買い占めました。

関係ないですけどガリガリ君のコーヒー味のとキウイ味のはいまいちでした。
今日の無駄話以上。



今週のFunk 裏 Recommend

今週から新企画です。
このコラムの企画はサクブラ編集部の指示とかでやってるのじゃなくて、最初から最後まで自分で考えてやってます。
安易過ぎて恥ずかしい新企画ですいませんが、マイナー過ぎるのよりこういう方がいいかな、と思って。
しかし1,000円CDもタイトル出過ぎてて把握できませんね。

そういうわけで先週のメイシオ『Roots Revisited』に参加していたドン・プーレンさんのレア・グルーヴィなアルバム紹介です。

プーレンさんの作品を全部聴いたわけじゃありませんが、ほとんどがメインストリーム的なジャズ作品かさもなくばフリー・ジャズか、と思ってたんですけど、ずいぶん前にこのLPを600円くらいで見つけたときには意外でしたね。

Atlanticはアーティストにこういうクロスオーヴァー路線でやらせるパターンが多い、というか「こういうプロデューサーつけてこういう内容の作品じゃないと出さないよ、おめぇがやりたがってるジャズじゃあ誰も買わんし」みたいな約束で契約してるケースが多いのだろうと想像します。
まあメジャー会社はどこもそうといえばそうですが、Atlanticは特にその傾向強い気が。

なのでこの作品もプーレンさんは割り切ってやってんだろうな、と想像しながら聴くと興味深いです。
もちろんそういう諦念まじりのファンキィ作品も嫌いじゃないです。

1曲目、プーレンさんのオリジナルからどうぞ。

Don Pullen - Big Alice

ボ・ディドリー的なビートと書きましたが、ラテンではクラーヴェと呼ばれるこのリズム・パターンは結構大事です。
アフリカ→カリブ→ニューオーリンズという地図を書くこともできますが、ある意味ブラック・ミュージックのルーツに深く関連するリズムです。

エレピ弾いてるプーレンさんは結構珍しい。
その他のメンツはこんな感じです。

続いて王道ファンク的な曲。これもプーレンさんのオリジナル。

Don Pullen - Poodie Pie


この曲からはトランペットがマーヴィン・ピーターソンさん。
個人的にはもうちょいバリバリ吹いて欲しかったかも。
人のアルバムに参加してる時だけおとなしいんだもんな。

プロデューサーはイルハンなんとか言うトルコ人のひと。
チャールズ・ミンガスの『Changes』とか筆頭に70年代のAtlanticで大量にジャズ系のプロデュースしてる人です。
前に紹介したこれもこの人のプロデュースだった。

Ted Curson - Spiderlegs (from Quicksand, 1977)

このテッド・カーソンの日本でしか出なかったアルバムも1,000円シリーズでCD化になりましたよ。

B面のアフロ・モーダルな長い曲。

Don Pullen - Kadji


いわゆるスピリチュアル・ジャズの範疇ですが、アフリカの悠久な大陸感がいい感じ。
ソプラノ吹いてるジョージ・アダムスはちょっと珍しいかも。
コルトレーンの音色に非常に似ている気がしました。

あとはアダムスさん作曲の2曲目のバラードなんかもジェントリーな感じで素敵でした。


では最後に余計だけどプーレン=アダムス・カルテットの「Song From The Old Country」を貼っておきます。
マウントフジ・ジャズ・フェスティヴァルの映像。
オレこの時会場にいた気がする。
知らない人はくっさい曲やなあ、と思うかもしれませんけど、当時はバカウケしてました。





トシがバレるね。
ではまた来週頑張りますよ。