あんまり誰も書いてないですが、先週25日にレッド・ホロウェイさんが亡くなったの知ってましたか?
ていうかもしかしてレッド・ホロウェイて誰やねんて話ですか。
ブラザー・ジャック・マクダフのバンドがヒーティン・システム(加熱装置)言われてドエラいことになってた60年代に在籍してたテナー・サックスの人です。
ギターはジョージ・ベンソンでドラムはジョー・デュークスです。
ソウル・ジャズ史に残る名コンボやったのです。
大スターになったジョージ・ベンソンが今でも時々オールドスクールなオルガン・コンボで演奏してるんはコテコテのソウル・ジャズやって黒人クラブのドサ回りしてたこの頃のバンドが楽しくてたまらんくて、その記憶が焼きごてみたいに身体に染み付いてるからやと思うのです。
そんな最高やった時代のジャック・マクダフ・バンドでエゲつないブロウしてたんがレッド・ホロウェイさんです。
ホンカーいうたらホンカーですが、R&Bからビバップまで何でもできる人です。
こんな曲なんて最高や思うんですけどね。
Brother Jack McDuff - Hot Barbeque
マクダフ・バンド卒業したあともずっと大御所として活動続けてて、ソニー・スティットなんかとよくツイン・テナーの作品残してましたね。
リーダー作も70年代以降の方が多いです。
これはレアなシングル盤ですけど、脱糞もののジャズ・ファンクです。
Red Holloway - Gittin' Down
エグくてクサい音ですね。
もう好きすぎて抱きしめたくなりますね。
アーネット・コブさんと同じで常にぷるぷる震えてるような音色が萌えますね。
はぁ〜。
ありがとうございました。
では今週のFunk 裏 Recommendの音源聴いてみてぇなコーナーです。
まずはこんな感じ。
The Perfect Circle - Dip Stick
完全にブラスが主役みたいなベイ・エリア・ファンクの特徴がよく出てて、しかもクロくてビバップっぽくてバッチリな曲じゃないですか。
次は2拍3連のシャッフルに否応無しに踊らされるこれ。
The Perfect Circle - Jungle Disco
曲名に反してそんなにジャングルでもディスコでも無いという。。。
どっちかいうとこっちの曲の方がディスコです。
The Perfect Circle - The Hands Of Time
このリズム・パターン好き。
輸入盤のCDもうあんまり売ってへんので欲しい人はググってネットで見つけて買うのがええと思います。
たぶんもう2度と再発されることは無いと思われ。
続いて映画『ワッツタックス』で一瞬映り込むジョージ・センパーさん。
2:40秒くらいで問題の怪しいグラサン・白ターバン男が登場します。
アル・マッケイ、ジェームズ・ギャドソンもばっちり映ります。
Johnny Taylor - Jody's Got Your Girl and Gone (from the movie "Wattstax")
この『ワッツタックス』って映画ですけど、もし観たことがない人がいたら今すぐ小銭握りしめてTSUTAYAにダッシュしてください。
もしくはAmazonでDVDポチってください。
アメリカが生んだブラック・ミュージック、それに対する考え方が変わるだけじゃなくって、アフロ・アメリカンの人たちに対する意識も変わるような気がしますので。
だらーーっと日本人してきた我々には異質すぎる何かを感じるはずです。
そして必ず演奏がうまくなります。
いや、これもう100%うまくなります。
繰り返し観れば観るほどうまくなります。
ごはんがいっぱい食べれるようになります。
さてそんなセンパーさんは60年代にソロ名義のリーダー作を1枚だけ出してます。
オルガン主役のインストで当時のR&Bヒットをお手軽クッキング的な珍味アルバムなんですけど、ボクこんなんもイケるクチですよ。
George Semper - Shortnin' Bread
以上。
あ、そういえば先週のボビー・ウーマックよかったですねぇ。
久しぶりにほんもんのソウル・ミュージックに触れた気がした歌声でしたね。
サム・クック歌いだしたときは泣きました。
文句いうてたけど1万円もだして行った甲斐ありましたねぇ。
また来週頑張ります。
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