サム・クックの紙ジャケ・シリーズ(ソニーさんから3月7日発売です)を買いそろえたくてたまらない今日この頃ですがいかがお過ごしでしょうか。
EW&Fの紙ジャケ・シリーズも同時発売やけどやっぱり今はサム・クックかな。
なんで今サム・クックなのかよく知りませんがなんかこの時代に音楽的にもアティテュード的にも求められてるのかも知れないと思ったりしました。
僕は川辺の小さなテントで生まれた
以来ずっと川のように流れて生きてきた
長い、長い時間がかかったけど
僕には分るんだ 変化が訪れようとしていることが そうさ必ず
Sam Cooke - A Change Is Gonna Come
しかしなんちゅう圧倒的な歌唱なんでしょうね。
喉の強靭さがパネぇ感じで。
オーティス・レディングさんもそうでしたけど、ノドで歌う人の歌ヂカラみたいなもんは我々日本人の想像を遥か超えてますね。
そんなサム・クックさんもオーティスさんもあっという間に亡くなってしまいました。
こないだボビー・ウーマックもこの曲ステージで歌ってましたよ。
では今週のFunk 裏 Recommend。
個人的に偏愛するダロンドのバラード「Didn't I」を紹介させてください。
アル・グリーンになりたかった人が奇蹟的に生み出した、いっしゅんだけかも知れんけどアル・グリーン超えてしもたかも知れないアル・グリーン的バラードの傑作やと思います。
Darondo - Didn't I
ノドで歌えない人はこういうふうにファルセットで歌うんですね。
けどそれも70年代というナイーヴな時代に合ってた気がする。
ファンクはこんな感じ。
ちゃんとホーンズも入ってますよ。
Darondo - Legs
確かにサム・クックとか聴く純正のソウル・ファンにはなんやねんな歌かもしれません。
僕みたいなぬるいソウル・ファンにはぜんぜんオッケイなんですけど。
次は「Didn't I」のシングルのA面やったバラード。
これもずぶ濡れな感じ。
Darondo - Listen To My Song
もう1曲だけ、去年リリースされた『The Music City Session』からの未発表ファンク・チューンを。
Darondo - I'm Gonna Love You
このCD、音楽がイイのはもちろんやねんけど音がめちゃくちゃイイです。
未発表やったんが信じられへんくらい。
音が良い、というのはこういうことやねんな、と。
英語で書くとRichって感じです。
んで、ダロンドの片腕やったというベイ・エリアのジャズ・ピアニストのアル・ターナーさん。
ジャズ業界的にはただの無名のローカル・ミュージシャンなんやけど、1枚だけアルバム出してて、それが1967年3月のこのライヴ盤。
結構なレア盤でお高いんですが、ディープ・ジャズ好きには垂涎なサウンドです。
このアルバムいつかCD化したいんですけど。
Al Tanner Quintet - Kuba
では今日はこの辺で。
いつも読んでいただいてありがとうございます。
また頑張ります。
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