2012年1月12日木曜日

2012/1/12のFunk 裏 Recommend Disc

まいど。

連載とは関係ないけれど、個人的に去年ハマりまくった新人アーティストのデビュー・アルバムがやっと3月にリリースされるようなので、ちょっとだけ紹介させてください。
UK出身のシンガーソングライターで、マイケル・キワヌカ(Michael Kiwanuka)という23歳の若者です。

これは去年の4月にリリースされた最初のシングル曲。
Michael Kiwanuka - Tell Me A Tale

なんでしょう、この70年代のMotownとかChessのサウンドを想起させるようなヴィンテージな空気感。
楽曲も歌唱も抜群にいいんやけど、それを演出するサウンド・プロダクションがミラクルなくらいに素晴らしくて、iTunesで買った彼の3枚のシングルを去年はひたすらiPodでリピートしていたような気がします。

Michael Kiwanuka - I'm Getting Ready

テリー・キャリアーのフォーキー・ソウルとビル・ウィザースの詩情をあわせたような才能、とかいわれてますがすごく納得な感じ。
こんな上質な音楽が現代でも作られて、それがきちんと評価されて売れてくれて、その背景には古き良き時代の音楽へのリスペクトや深い愛情が感じられる、というのはとても健全なことやと思うし、いち音楽ファンとしても業界の片隅にいる存在としてもうれしいことやな、と思います。
捨てたもんやないなって。

Michael Kiwanuka - Home Again

英国BBCによる「2012年に活躍が期待される新人アーティスト」の第一位に選ばれたキワヌカくん。
Amazonではアルバムの予約も始まっていますが、iTunesではこれまでの3枚のシングルがすぐにゲットできますよ。


さて今週のFunk 裏 Recommend
なんか最近ファンクちがうやん、ライト・メロウ盤紹介してどないすんねん、と自分でも思ってるんですが、そんな毎週毎週ファンク紹介し続けて話がつながるワケないやんけ。と心の中で言い訳しつつもっと頑張らなあかんな、とキモに銘じている最近です。
まあ広い意味でぜんぶレア・グルーヴなんで、Rare Groove 裏 Recommendやと思っていただけたらうれしいです。

しかもジェイムズ・ヴィンセントさんのアルバム『Waiting For The Rain』からはこの曲しか動画リンクが見つからなかったのですがまあええじゃないか。

James Vincent - How Can I Thank You Enough

自分でアップすればいいんやけどね。
さすがにそんなにヒマじゃないもので。

かわりにひとつ前のアルバム『Space Traveler』('75)からのタイトル曲見つかりました。

James Vincent - Space Traveler


ちょっと雰囲気違いますよね。
天才的なストリングス&ホーンのアレンジはジャック・ニッチェさん。
フィル・スペクターの片腕として数々の名盤のアレンジも担当してる大物です。

こちらはひとつあとのアルバム『Enter In』('80)からのナンバー。

James Vincent - Come Follow Me ('80)


こちらもシーウインド・ホーンズがバックアップのほか、リズム隊もほとんどシーウインドという豪華な作品。
この辺の作品も全部CD化されているので好きな人はどうぞ

シーウインド詳しくない人のために簡単に紹介しとくと、クリード・テイラーのCTIからデビューしたハワイ出身のバンドで、フュージョンと呼ぶにはポップでおしゃれなサウンドでが人気でした。
ちょっとブラジリアンはいってたりして今でいうジャジー・ポップというか、アシッド・ジャズ的な音のはしりというか、そんな感じでクラブ・ミュージック好きな人もファンが多いバンドです。
この曲とか大ヒットしましたね。
色んなアーティストにカヴァーされまくりの名曲です。

Seawind  - He Loves You

では今日はこの辺で。
ちょっと時間が無くってあっさりですいません。
寒いのでお風呂はいってきます。
またがんばります。

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