2012年7月12日木曜日

2012/7/12のFunk 裏 Recommend

まいど。

今日ご紹介のジョン・クレマーの『Blowin' Gold』というアルバム、いちおう日本盤でCD化されてはいるもののすでに廃盤で入手困難なCDなので、特にオススメの「Free Soul」という曲だけでもYouTubeで聴いてもらおう、んで良かったらiTunesとかでデジタルで買うたらええやん、素敵やん、と思っておりました。


が、なぜか日本のiTunesには売っておりません。
米国のiTunes Shopには売ってますが。


じゃあYouTubeで聴けるリンクだけでも貼っておいて、再CD化されたときに買ってもらうか、もしくは平和な再発売運動でも巻き起こしてもらおう、と思ってYouTubeで探したのですが、なんか変なリミックス・ヴァージョンはいくつか上がってるものの肝心のオリジナルはYouTubeにも上がってない。


ジョン・クレマーに飢えた市井の音楽愛好家の間からはこんな切実な声まで上がってるのに(腹立てる必要は無いと思いますけどね)。


じゃあめんどくさいけど自分でYouTubeに上げようと思って30分くらい時間使って.movファイル作ってアップロードしたんですが、
「UMG(Universal Music Group様のことです)さんが所有しているコンテンツが含まれているのでブロックされています」
「この申し立てによって、アカウントにペナルティーが科されています」
と速攻でYouTubeからメールが来て怒られました。

もちろんビビって光速で削除しましたよ。
UMG様たいへん申し訳ありませんでした。

とうわけでUMG様が提供してくださっているここの30秒の試聴リンクくらいしか、正規で試聴する術はないということなのです。
このBlogに来てくださった皆様にもたいへん申し訳ありません。

現状日本でソフトを購入する術もない以上、この曲のフル試聴によって妨害されるようなソフト売上も無いと思うのですが、売ってないから何してもオッケー、という訳じゃないですよね。
そもそもこんなCDもデジタルも売ってないようなマイナー作品を紹介したオレが悪いのです。



それでもいちおう少しでも聴いてもらえればと思ってネット上に公開されていたリンクを探し当てたので貼っておきますが、遵法が当然の善良な皆様は30秒以上は聴かないでくださいね。
一般市民であるオレには全く判断が付かないのですが、これが正規のアップロードである事を願って止みません。




オレだけかな、この曲にめっちゃ青春のヤブレカブレ感感じるの。

違法ダウンロード行為についてはこちらもご参照ください。



ちなみに「Free Soul」が入ったコンピレーションでよければこんな素敵なのが売ってます。



実はこれCadet音源だけを使って作られたコンピレーションです。
ロータリー・コネクションに始まり、ラムゼイ・ルイス、マリーナ・ショウ、デルズ、とCadetの顔が勢揃いな上に、名プロデューサーズであるチャールズ・ステップニー、リチャード・エヴァンスのこともちゃんと男前なライナーで触れられています。
選曲のセンスが素晴らしくたいへんオススメなコンピですよ。


で、なんかこのコンピに入ってる「Free Soul」聴いてると、ベースの音とかクリアすぎて、何かLPのテイクと違うようにも聴こえてくるのですが多分聴き間違いですよね。

メンバー紹介しとくと、
ベースはフィル・アップチャーチ(このひとはギターもベースも達者です)
ドラムがモリス・ジェニングス
ギターがピート・コージー
オルガンがリチャード・トンプソン(有名なイギリスのギタリストとは別人)
というこの時期のCadetのハウス・バンド的な人たちです。
特にピート・コージーのギターが最高すね。


ホントはもう1曲、「Excursion #2」って曲を貼付けたかったんですが、それもYouTubeにアップしたとたんアラート・メールが来たので光の速さで削除しました。
マジでこの忙しい時に1時間くらい使った時間を返してください。






原稿でも書きましたジョン・クレマーさんの得意技にエコープレックス使いというのがあるんですけど、どんなんかと言えばこんなんです。


John Klemmer - Primary Pulse (1974)

今の時代となっては小手先感出まくりのエフェクターですよね。
ダブにもなってないし、バラード以外で使い用が無いのも残念な感じで。

クレマーさんはCadetのあと、Impulse!、ABC、と70年代はアルバムを量産します。
正直何でそんなに人気だったのかが疑問なところではあるんですが、その中でもちょっとだけ有名なのはこれくらいでしょうか。
超ダンサブルなブラジリアン・ディスコ・フュージョンと言った趣です。

John Klemmer - Brasilia (1979)

1979年には『Nexus』というシリアスなジャズ・アルバム出して話題になりますが、その後はスムース・ジャズ方面のアルバムが多いです。

スムース・ジャズってアメリカでだけしかほとんど売れない特殊マーケットなんですが、こういうマーケットが存在し得てるところが変な国だな〜と思いますよね。


すいません今日は短いですがこのへんで。
また来週頑張ります。






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