2012年8月26日日曜日

2012/8/23のFunk 裏 Recommend

まいど。
木曜のはずだった更新が遅くなったのは以下のような訳です。

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昼間見ていたネットのニュースでナポリの街に巨大Gが大量発生という最悪な記事を読んでてそんなおぞましい街は巨神兵に焼かれてしまえとか悪態ついて家に帰ったら自分ちのキッチンを巨大なGが這ってた人がその後別人のようにヘコみながら書いているブログがこちらでございます。

なんか今日の奴はつや消しブラックでタイヤゴムみたいな感じでしたね。
そのつや消し感が厳しかった今年の夏を乗り越えてきたツワモノなんだということを示してるみたいでした。
身体中のゾゾ毛というゾゾ毛がシャキーンてなりましたよ。
Gジェットという神レベルの最終兵器で息の根を止めましたがその後触れなくて1時間くらい絶望していました。
Gジェットを右手に持ったオッサンがひとり部屋の中で文字通り呆然と立ち尽くして絶望しておりました。
オレの家も焼いてくれ巨神兵。

しかし去年の冬にこの部屋に越してきて、ちょっと古い建物だしいかにも出そうだからと思ってコンバット的なものとかブラックキャップ的なものとかをイラクの地雷並みに部屋じゅうに設置してあって、その甲斐あってか今年の夏はこんなにクソ暑いのに今まで姿を見かけず平和っていいなあと思っていた矢先、もはや夏も残すはロスタイム3分間みたいなドロー目前の状況になって、いやそんなの関係ねえしみたいな感じでつや消し先輩に出てこられると、ロスタイム終了直前にセットプレイで点入れられましたみたいな精神的ダメージで虚脱感ハンパ無いこと山の如しですね。

今もパソコンに向かいながらもまた這っていたらどうしようと思うあまり数秒置きにキッチンの壁を確認する超高校級のビビリです。

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木曜の夜にここまでブログを書いたあと、書き続けるモチベーションも失せてフテ寝してしまって気付いたら土曜の夜になっていたという訳です。
要するに更新が遅れたのをGのせいにしてしまえと考えている奴が書いているブログだということです。

幸いにもその後はGは出ておりませんが、夜部屋に入るときには上から下まで部屋じゅうをなめるように見回してその不在を確認してからでないと足を踏み入れることができない状況です。
ビビリと言われようがヘタレと言われようが、もはや胸を張って明瞭な発音で「助けてください」と言いたい心境なのです。




というわけで今日は遅くなったうえに丁寧にブログ書くようなモチベーションが上がっているワケも無いのでやや雑な感じで今週のFunk 裏 Recommendの音源紹介に参りたいと思うのです。


シカゴ・ファンク特集も結局ジャズもの続きになってしまっておりますが、シンガー物とかコーラスグループもの除くとヴォーカル&インストゥルメンタル・グループものってそんなに無いですよ、実際。

それで今日は世界3大スピリチュアル・ジャズ・レーベルの一角であるBlack Jazzからのこのレコード。
スピリチュアルの3大レーベルっていうのはオレとかが勝手に言ってるんですが、Strata East、Tribe、Black Jazzの3つがそれです。


関係ないですけど「スピリチュアル」の表記を「スピリチャル」ってする人たまにいますけど、あれオッサン的なので止めといた方が良いと思われます。
「リイシュー」のことを「リイッシュー」って書くのも止めといた方が良いです。


ジ・アウェイクニングはそんなBlack Jazzカタログの中でも玄人好みで硬派なグループ。

The Awakening - Slinky

いいジャズ・ファンクなうえに、テーマとかもちょっと凝ってて知性的ですらありますね。
エレピの涼しい音もいいです。
エレピの音は70年代の録音で聴くのが最高です。

続いてアフロ・ジャズ〜グローバル・グルーヴな曲。

The Awakening - Mode For D.D.


紹介したのはセカンドですが、ファースト・アルバムの方もシブい曲揃いです。

The Awakening - Kera's Dance (from "Hear, Sense and Feel", 1972)



Black Jazzというのはカタログ20枚しか出さなかった小さなレーベルなんですけど、レア・グルーヴ好きならきっと反応するであろう作品揃いでどれも見逃せないです。
何度もリイシューされてますが、最近ついに1枚1000円ちょいくらいまで大きく値下がりしてますので興味ある人はダグ・カーンの作品あたりから始めてみてください。

お金が余って仕方ない人はBlack Jazzレーベルの全アルバムが紙ジャケットでボックスセットになっているという、頭のおかしい人(オレ)が売上ノルマをかせぐために考えたとしか思えないおトクなまとめ買いセットも売ってますので、こっちでもいいんじゃないでしょうか。




Black Jazzの話はディスコグラフィーから権利関係の話まで、色々と書いてみたいんですがいずれ近いうちにどこかでやりますね。


それですいません、今日はこれであっさり終わりなんですが、ちょっとだけ告知コーナーいいですか。

8月29日にソニー・ミュージックさまより発売になりますブラス・ロックのコンピ『ブロウ・アップ!ブラス・ロックのすべて』の曲解説を書かせていただいております。
サックス&ブラス・マガジンのU編集長が鬼の形相で監修/企画立案/選曲/序文まで担当された入魂の企画です。

あとこれに関連したブラス・ロック名盤のオリジナル・アルバム紙ジャケ・リイシュー企画が同じくソニー・ミュージックさまより9月5日に発売になります。
こちらでも何枚か解説を書かせていただきました。
『チェイス/復活』『ブラッド・スウェット&ティアーズ/3』『アステカ/月のピラミッド』です。

あと、8月28日発売のサックス&ブラス・マガジンにもブラス・ロック関連の記事を書かせていただいております。
こちらの号ではスタン・ゲッツのバイオを、村上春樹さんが降りてきたかのようにフレーズパクりまくり状態で書かせていただきました。
もちろんいつもの表Funk Recommendコラムも書かせていただいております。




そういえばウェブ連載させていただいておりますFunk 裏 Recommendも連載開始より1年を迎えました。
編集長からまだ続けてよいとのお言葉いただいておりますので引き続きよろしくお願いいたします。


というわけで今日は笑いも情報も少なめで恐縮極まりないのですが、Gに免じてお許しください。
来週こそ頑張ります。
Gさえ出なければ。


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