2012年11月6日火曜日

炭水化物

まいど。

あれ何ていうんですかね、高さ10センチくらいの分厚いパンが巨大な輪っかになってて、甘くしたリンゴが上にちょっと載ってるみたいなやつ。
割りやすいようになってて、普通割って食べるやつ。
その一片食べたらおやつにはまあまあ多いくらいなやつ。

あれをですね、輪っかのままでですね、電車の中でですね、立ったままですね、片手で喰ってる、というかカブリついてる若者を見かけまして、それもノードリンクで、ほとんど息継ぎ無しで、しかももう片方の手でケータイいじくりながら、周りには目もくれず、野獣のように口の中に叩き込んでおりまして、その猛者の手の中であの巨大な塊が見る間に半分くらいになってしまうのを、文字通り息をのんで凝視してしまった、というのが今日の思い出です。

ずっと前に見た、何も具が入っていない巨大おにぎりを食べていた女の子のときもそうでしたが、電車の中で巨大なものを食べている人を見たとき、そしてそれがオカズ無しのプレーン状態にかなり近いカタマリ状の炭水化物だったとき、オレは無条件に胸がアツくなってしまうんですけどあれ何現象ですかね。

大学生の時にバンドの練習の合間に学生食堂に行ったら同じバンドの後輩がひとりでメシを喰っていて、余程腹が減っていたのか大盛りのさらに上をいく特盛りライスというものに20円か30円の生卵としょう油をかけて卵かけごはんにしていたのですが、いかんせん特盛りなので小さい卵ひとつではごはん全体に卵要素が行き渡らず、ほとんど白い山のなか一部だけうっすら黄色い、という何とも砂漠に水状態の卵かけごはんでありまして、それでもそのどんぶりをナナメにしてかき込むように胃に叩き込んでいるのを見たときも同じように胸がアツくなりました。


あるいは青春とは炭水化物をプレーンで食べられる状態のことなのかも知れない、と思うのです。

ところで電車の中でモノ喰ってる人のことを凝視してしまうのはやめましょう。

ではまた頑張ります。

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