すいません勝手に仕事納め&年末だらだらモードに入っておりました。
一度仕事を納めてしまうとスイッチ切れたように泥人形化してしまいますね。
あぶないあぶない。
今日は無駄話無しで音源のリンクだけですが良かったら聴いていってください。
プリティ先輩シリーズも今回で最終回。
8回も続けたのでもう自分でもうんざり、とか言うかと思うでしょうが、先輩のドラムは噛めば噛むほど肉汁が味わい深いアレみたいに奥が深いっす。
このシリーズもまだまだ続けられるんですけどこの辺で。
ますはプーチョの最高のラテン・ジャズ・ファンク、1曲聴いてみてください。
1分15秒くらいからプリティ先輩の怒濤のブレイクがスタートします。
Pucho & The Latin Soul Brothers - Got Myself A Good Man
クラシックの風格漂うよね〜。
とオネエ言葉で言いたくなるくらいの名演ですよね。
プーチョは60年代中盤にデビューして、Prestigeの名物コンボ、稼ぎ頭になるんだけど、これはモンゴ・サンタマリア、ウィリー・ボボらが席巻していたラテン・ジャズ・マーケットに対するPrestigeのアクション、みたいなところでしょう。
同じようなパーカッション奏者であるプーチョがモンゴ(イカじゃなくて)とかボボ(ブラジルじゃなくて)と違うところは、彼らのようなラティーノではなく、ヘンリー・ブラウンという名前の、普通のアフロ・アメリカンだったってことでしょう。
NYのスパニッシュ・ハーレムに生まれ育ち、ラテン音楽の洗礼を受けた彼は50年代からジョー・パナマ(p)のバンドで活動。
パナマのバンド解散後、59年に自分のバンドを結成します。
プーチョはスカウトの手腕もあったのか、メンバーに恵まれたこのバンドからはモンゴやボボのバンドからのたびたびの引き抜きがあったそうです。
モンゴのバンドに行ったチック・コリアもそういうひとり。
なんだかズルいよな。
続きましてはアルバム・ラストのレイドバックしたラテン・ジャム。
Pucho & The Latin Soul Brothers - Jamilah
これの作曲はソニー・フィリプスで、この人もPrestigeにアルバムを残すオルガン奏者。
プリティ先輩をバックにつけて最高にスモーキーなジャズ・ファンクを何枚か残しています。
このプーチョのアルバム録音時はまだアルバム・デビュー前だから、もしかしたらここでの曲の取り上げもプリティ先輩のアシストかも。
プーチョはこのアルバムでPrestigeを卒業、Right-On Recordsに『Yaina』('71)、Zanzeeに『Super Freak』('72)とマイナーレーベルに2作を残してシーンから消滅します。
このどっちもレア・グルーヴ界では有名なアルバムですね。
72年の『Super Freak』はニュー・ソウル、サイケ、ブラックスプロイテーションなどの要素が混じり合ったかなりクロスオーヴァーなアルバムでした。
Pucho & The Latin Soul Brothers - Superfly (from Super Freak, '72)
このジャケはなにげにホラーですね。
その後アシッド・ジャズ〜レア・グルーヴなどUKのクラブ・シーンからの再評価で90年代後半に復活。
これは99年の新録アルバムの1曲。
Pucho & The Latin Soul Brothers - Alligator Boogaloo (from Caliente Con Soul, '99)
エディー・パザント(ts)など、かつてのバンドメンバーも微笑ましく参加しております。
やっぱりプーチョにはこういうブーガルーがいちばん似合うかもね。
以上、お愛想なしですいませんでした。
本年最後の更新となると思われます。
皆様におかれましては、こんなblogをたびたび見ていただきありがとうございました。
来年も頑張ります。
いや、来年こそ頑張ります。
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