2013年6月10日月曜日

2013/6/6のFunk 裏 Recommend

まいど。

昨夜アパートの玄関付近で今年初のGを見かけて以来引っ越ししたくてしょうがない今日この頃ですがいかがお過ごしでしょうか。

まとまった仕事にカタがついた週末だったのですっかり寝るだけモードに入っておりました。
週末にやる予定だった原稿仕事とかなにもやってねぇ。

そういうわけで読む人が読むとブログなんて書いてないで原稿書けよこの野郎、ということになりかねないので、無駄話はなしで本題に参りますね。



遅くなりましたが今週のFunk 裏 Recommendの音源紹介コーナーです。
4日遅れでやっても何の意味も無いのはわかってるけどさ。

ムラトゥ・アスタトゥケさんはサックス&ブラス奏者ではありませんが、FUJI ROCK出演および初来日記念ということで注目して欲しいアーティストです。
ワールド・ミュージック的にもレア・グルーヴ的にもカルト・スター的な存在で、エチオピアなんて国の音楽、この人を媒介にしてでないと耳にする機会は無かったと思う。

われわれ日本人の血に流れている演歌とか民謡の旋律そっくりの伝統音楽を持っているこの国ですが、ペンタトニックをWikiでひいてみると、五音音階という別名で説明されていて、そこにはちゃんとこの旋律が伝統音楽に使われている国としてエチオピアの名前が挙げられています。
もしかして何百年もまえに海か陸地を越えた音のシルクロードみたいな文化伝播があったのかも知れないと考えたらワクワクしますよね。

まずはコンピの1曲目から。
Mulatu Astatke - Yèkèrmo Sèw ('69)

うーむ、実に和風ですね。
ここまで酷似してるとルーツをちゃんと勉強したくなる。
んでこの動画はなんの意味?

続いてズンドコ節ふうのこれ。
Mulatu Astatke - Yègelé Tezeta ('69)


最高だよな。
ジム・ジャームッシュの映画に使われたのがこの曲です。
この映画みたいわあ。

Jim Jarmusch - Broken Flowers Trailer (2011)

歌入りの曲はもっとドープ。
Mulatu Astatke with Menelik Wossenatchew - Fikratchin ('71)


この歌手の名前はさすがにカタカナ化できねいす。
メネリック・ウォッセナチュウ?

浅ーい経験値の音楽リスナーが聴くとゲテモノみたいだけど、まともな耳を持った人が聴くとこのベスト盤はハマる場合も多いかと思います。
オレも取り憑かれたように聴きまくってた時期がありました。

ちなみにオリジナル盤がそのままの形ではほとんどリイシューされてないのでこういうコンピで聴くほか無いですが。

で、ムラトゥさんは70年代までは祖国とアメリカを股にかけて活躍していましたが、80年代以降はちょっと忘れられた存在になっていました。
たしか先生とかしてたのかな。

しかしレア・グルーヴ〜ワールド・グルーヴ的な世界的評価のおかげで近年復活、何十年ぶりかの新作や現行バンド、現行ジャズマンとのアルバムのリリースなど、精力的な活動を再開しています。

下の左から2番目は60〜70年代のエチオピア録音もの、3番目から右は近年の新作です。


以上でした。


今年もなんとか総選挙をテレビでぼーっと観ていたのですが、アレ立候補してるどの人かが「わたしを応援してくれてるファンのみなさま、応援はものすごくありがたいのですが、みなさんの大事なお金をつかって何十枚何百枚もCD買ったりするのは絶対にやめてください!お気持ちだけでじゅうぶんです!わたしはみなさんのことが大切だからこそみなさんにはもっと有益なお金のつかいかたをして欲しいです!」とか言えばスーパーアイドルになれるような気がするんですけどね。

グループからはクビになるか、クビになる前にグループ自体が崩壊するかも知れないけど。

ではまた頑張ります。


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