2013年10月10日木曜日

2013/10/10のFunk 裏 Recommend

まいど。

今週も歯医者に行って来て、先週神経を取り除いた歯の中の奥の方をひたすらがりがり削って掃除するという施術を1時間くらいかけてやっていただきました。

もう神経は無いので痛みはたいしたことないのですが、口を開けたままつっかい棒で閉じなくされた状態で、それはそれは執拗にゴリゴリえぐりかき出すという数十分で、いやもうじゅうぶんです先生さっきそこさんざんやりましたら間違いないです、と心の中で念じまくっているのも届かず、さすがにそれ以上やられたら精神が壊れるかこんな柔和なオレでもぶち切れるかどっちかですよ、という一歩手前まで続いたわけです。
ゴリラだったらウォー!っつって胸どんどん叩いてたところです。

先週みたいに「この先に予定しているすごく素敵な出来事」を想像するのは意味ないと分かっていたので、今週はさらに妄想力を動員してきて、今ゴリゴリ酷いことやられているオレの手をがんばれがんばれってかわいい娘が応援しながら握ってくれている、と便宜的に仮定することにしました。
もちろん施術台に横になったオレの腹のうえには自分の右手と左手が組み合わさってる状態でしたが。

それで脳内でいろんな手を握ってくれる女性を試しまして、最終的には「優香似の看護婦さん」というところで軟着陸したのですが、いったい左手か右手かどちらが優香似の看護婦の手なんだろう、どちらの手のひらもおっさんのようにごつごつしているのに、と考えているうちにキビシい時間帯も過ぎ去っていきました。

施術中に歯科助手の女性が手を握ってくれている歯医者、というのがもしあればすごく繁盛すると思うんですけど、ダメですかね。

眠くなるようなどうでもいい話ですいません。
ガリガリ君の新味の噂がシチュー味でそりゃちょっとデンジャーすぎる話とか、赤坂見附の駅で久しぶりに巨大食パン(プレーン)食べてる若者を見かけた話とかしようかと思いましたが、また次回にしますね。


今週のFunk 裏 Recommend
すいません今週の原稿に太字をつけるのを忘れていました。
さっき更新されたの見て愕然としましたけど、もう遅いよ。

今日のは一般的にはマイナーなバンドでしたけど、音的には相当好みです。
ニューオーリンズ界の地下アイドル・グループって感じです。

さっそくいちばん好きな曲から。
このドラム、額に入れて飾りたいほどスキ。

Sam & The Soul Machine - Po'k Bones & Rice


なんでしょうね、このチキチキの裏にひそむグルーヴの魔窟みたいなもんは。
なぜこんなに揺らされるのか、なぜこんなに惹かれるのか、なにがそこに詰まってるのか。

後半のゲイリー・ブラウンさんのしゃくりあげなサックスもすばらしい。
音程とかタイム感とかビタッて感じです。
セクシーでヤクザー。
箱バンではかなり曲芸まがいのブロウイングしてたらしいですよ。
なのに一糸乱れぬ感じだったらしい。

続いてニュー・マスターサウンズがパクりそうなやつ。

Sam & The Soul Machine - Thesis

短いのがいいよね、なんてったって。
ソロとか1コーラスでじゅうぶんって分かってるもんね。

ところでレコーディングしたけど国税局に差し押さえられたというのはコジモ・マタッサ(Cosimo Matassa)さんのスタジオ。
変な名前だけど、知る人ぞ知る初期ロックンロールやR&Bの重要作を生み出したNOが誇る名スタジオなのです。

で、差し押さえられたスタジオには本作のマスターテープがあったんで、それも没収ってことになったそうなんですが、サム・ヘンリーさんが几帳面なことにテープのコピーを自宅に持ち帰っていたらしい。
それでこの復刻が、割と良い音で聴ける、ということです。

サム乙って感じですね。
ちなみにまだサムさん現役です。

ところでちょっと不思議に思ったのはこの未発表アルバムってアーロン・ネヴィルとシリル・ネヴィルのヴォーカルが入ってないのはなぜなんでしょうね。
そのために作ったバンドだったはずなのに。

あとで歌入れする予定だったけどスタジオが使えなくなった、ということではないような気がするし。
やはり当時ミーターズのシングルがちょっと売れたんで、アラン・トゥーサンが同じようなインストR&Bを要求したのかも知れませんね。

では後日の録音でヴォーカル入りのやつを。
CDの13曲目に入ってます(12曲目までが未発表アルバム)。

Sam & The Soul Machine - Get Down Part.1


ちょっとCDのクレジットが超テキトーで分かりませんが、このヴォーカルもネヴィル兄弟ではないような気がする。
たぶん兄弟はこのレコーディングの前に抜けてたんじゃないかな。
でもファンキィでカッコいいですよね。

サム&ザ・ソウル・マシーンはその後ナッシュビルに出稼ぎに行ったりして食いつないでたそうですが、ほかの同じようなバンドと同様ディスコ期にさしかかって解散を余儀なくされたそうです。

このCD、2002年にFunky Delicaciesというレーベルから出ましたけど、もはや廃盤でございます。
Amazonのマーケットプレイスだとまだ2,000円で買えますけど、そうじゃなければ探すのたいへんなのでお早めに、です。

サム・ヘンリーさんの2010年のソロ・アルバムも一緒に貼っときます。
なにげにドクター・ジョン、シリル・ネヴィル、ゲイリー・ブラウンなど参加です。
ここで試聴できるけど、1曲目がCome Togetherというのはちょっと違うんじゃないかな。




ほんとうは<今週のでてますよ>に行こうと思ってましたが、来週の方がたぶんゆっくり書けるんで来週にまわします。

また頑張ります。






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