GWに実家に帰った折に、姪っ子(幼児)とともにYouTubeでアニメの「とっとこハム太郎」を見ていたのですが、なかに「まいど君」という大阪弁のキャラクターが存在することを知り、このBlogの挨拶文句やめようか。と帰りの新幹線で考えたことを今思い出しました。
けどもう少しこれで続けますね。
久しぶりの最近よく聴いてますCD紹介。
BADBADNOTGOODというバンドの『Ⅲ』というアルバム。
バッドバッドノットグッドと読むカナダはトロントの若者3人組。
いわゆるピアノ・トリオのフォーマットを模した編成ですが、当然ながら正統派なジャズではなく、何と言えばいいのでしょう、ヒップホップをはじめとするビート・ミュージックを聴いて育った子供たちがジャズという玩具を与えられて遊んでいる感じ。
センス良くて、パンク的で、茶目っ気たっぷりです。
楽器はあんまり上手じゃないけどな。
フリーダウンロードでリリースしていたⅠとⅡもずいぶん聴いたんですけど、ようやくちゃんとしたレーベルからデビューとなりました音源。
こういうバンドやりたい。
もしくはやりたかった、です。
ほかの音源などこちらで聴けます。
<今週のFunk 裏 Recommend>
もうメイシオ飽きたよ、という方も多いかも知れませんけど、あと2週ほどで終わる予定なので頑張ってついてきてくださいね。
今日は70年代前半の話。
JBバンドに戻ってきてからのことです。
まずは戻ってきて最初のレコーディングとなったJBズ名義のこの曲から。
The J.B.'s - Doing It To Death
改めて聴くとこの曲、異様すぎないですか?
ソウル・ミュージックの世界から生まれたとは信じがたい2拍3連使ったスウィングするシャッフル・ビート。
ポップ・ミュージックの常識を覆す、FからDにダウンするコード・チェンジ。
今日はJBの特異な才能についての話でしたけど、やはりこのおっさん天才ではないかと。
フレッドにソロを取らせたあと、キーが下がって、
JB「おい、そこにいるの誰やねん」
フレッド「メイシオっすよ大将」
JB「ああっ?誰やっちゅうねん?」
フレッド「あんたが良く知ってるメイシオが戻ってきたんですよ!」
JB「おお!メイシオ!兄弟!帰ってきたんやな、ブロウせんかい!」
みたいな茶番があってメイシオが登場するくだりが最高です。
裏事情知ってたら噴飯ものだよね。
そのあともおっさんはメイシオに絡んで、また吹かそうとするんだけどメイシオは肩すかしみたいにアルトじゃなくってフルート・ソロ取るというグダグダな茶番。
その間も延々と、淡々と続く2拍3連。
最終的にまたFにキーが戻ってフレッドのソロで終わり。
何これ?
ちなみにこの時期のメンバー変遷とかザ・JBズという呼び名に関してはちょっとややこしいので、日本語のWikiを参照してください。
すごく丁寧に説明してくれています。
ではアルバム『Us』の冒頭のナンバーをどうぞ。
Maceo - Soul Power '74
大学生のときに死ぬほど聴きました。
もうなんだか分からないくらいにファンキィ。
2曲目。
Maceo - Parrty
「ぱーりー」というコーラスが、「モーリー」に聴こえて仕方ないのは、大学生の頃に森という名の後輩がいたからです。
「モリ」って言ってるよな、と一度本人に聴かせたことがあるのですが、きょとんとした顔をされたのを覚えています。
ではこのアルバムには入っていないシングル・オンリーのこの曲。
Maceo And The Macks - Cross The Track
この曲はなんだかすごい。
曲としての粒立ちが異常。
このピー。ポー。というアホみたいなオクターブの奴がJBの仕業です。
でもこれが無かったらこの曲ただのファンク。
「Across The Track」というタイトルで、ゲットー地域の物騒な話をテーマにした曲で、JBはピー。ポー。でパトカーのサイレンの音を模したかったみたいですけど、それが見事にハマりました、という曲。
このアルバムは日本でしか売ってないと思われます。
外国で売ってない意味が分かりませんが。
ではまたがんばります。
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